『好きだ…』 さっきの言葉とキスが あたしの頭の中を埋め尽くす。 「なんなのっ……」 きっと気のせいだ。 さっきの言葉もキスも。 熱のせいで瀬川もおかしくなったんだ。 だから、自惚れてはいけない。 あたしは急いで瀬川の部屋を出て 玄関へと行き、瀬川の家を後にした。 「(こんなドキドキはやく消えろっ…)」 さっきのキスを思い出さないように 無我夢中で走った。