あと一歩

遠くで車の音がする。

「もう行かなくちゃ。僕のこと、いつ までも忘れないでね」

「うん…
絶対に忘れないから」

君がお母さんに車に乗せられて遠い街へ去っていったのは、桜が美しい春の日でした。


「またね…………ゆう君」