【彰利side】

俺は今、春海から別れを告げられた。

そこに、小玉が来た。


「どーも、やっぱり
アンタ近いうちに後悔することになると
思ってたよ」


「何のようだよ」


「いーや、ただアンタの想いに
よっては、協力してもいいけどねー
と思ってやってきたひとよ」


「要らねぇよ、協力なんて」


「あら?いいのかしら?
朝陽川と別れて欲しいのよかったね
朝陽川なんて忘れな
もっとお似合いの人がいるよ
とか言っちゃっても」


「ああ、自分の力であの子に
また振り向かせてやる」


「ふぅーん、まぁせいぜい頑張ってー」


そう言って小玉は屋上から出た。


畜生、俺がまだヘタレだから。

でも、別れを告げられた今はもう迷いはない。

もう一度、俺を好きにさせるんだ!

【彰利side end】