爽やかな、だけれど 少し寒いような。 カーテンが半開きのまま 冷たい風と戯れている。 ちょっぴり曇った 夕焼けを見ているのか、 楓は上半身を起こしてベットに居た。 「ばかだよ、美桜」 私に目を合わせず、 楓は呟いた。 「なんで逢いにきたんだよ」