死にたがりの私と 生きたがりの君


「…俺もそのなかだ……」


………………え…


「生まれたから………生きていくんだろ
あたりまえじゃんか…」



その声は震えていた。



そして、その小さな頭を
私の肩に埋めた。



「出来ることなら、
誰だってそうしていたいんだ…………
俺だって…………」