死にたがりの私と 生きたがりの君


「美桜……………ちゃん?」


戸惑う花ちゃんの顔を見て
やってしまった、と感じた。


「…………………………っ」



耐えきれなくなった私は、
その場から走り出した。


「美桜ちゃん!!」


背後に花ちゃんの焦る声。





気付いたら、
ひまわり院を飛び出していた。