強引な彼との社内恋愛事情*2


コンビニでサンドウィッチとコーヒーを買って、近所の公園で食べることにした。


天気がいいから。ただそれだけ。


まばゆい太陽の下、朝とも昼とも言えない食事。


改まって、「千花さん」と広重は呼んだ。


「なに?」


「いつになったら、俺のこと名前で呼んでくれるの?」


ごっくんと呑みこむ。漫画みたいにでかでかした活字で音が鳴りそうだった。


「気が向いたら」


「なにそれ?」