強引な彼との社内恋愛事情*2


「じゃあ、私が断ってたら、2人で行ってた?」


「それは、たぶん。そうなると思います。だから、賭けみたいな感じだったかもしれない」


「でも、今日だって、一緒に回ってたじゃない。喧嘩した翌日なのに」


「すみません。それは村上と水谷っちの仲を取り持つ為でした。だから、一緒に回ったんです。あいつが誘ってほしいってしつこかったから」


「広重が、誘ったんだ?」


「まあ、そうですけど。村上が自分で言えないから頼むってしつこかったから断れなかったんですよ。ていうか、そう言う千花さんだって、田原さんと回ってたじゃないですか」


「しょうがないじゃない。ほかに誘ってくれる人もいなかったんだから。断る理由もないでしょ?ひとりで水族館回りたい女なんていないでしょ?」


言った後に恥ずかしくなった。


広重には絶対、わからないのに。


こんな気持ち。ひとりになるかもしれない、なんて孤独感なんか。