強引な彼との社内恋愛事情*2


「お前なー。合コンとか行くタイプにも見えないし。どこで出会うつもりだよ。枯れるぞ?チヤホヤされるのは20代前半のしかも可愛い気のある女だけだぞ?」


「大きなお世話です」


たぶん、仲直りをするタイミングは今だとわかってる。


だけど今、広重が隣に来たら、バスの中で泣いてしまいそうで。


付き合ってるなんてこと誰にも気づかれたくないのに、演技や嘘なんかつけなそうで。


だから、また私から距離を置いてしまった。


「飯でも食いに行くか?」と、田原さんに誘われて、「ええ」と頷いた。


だけど、決めた。
ちゃんと、話そう。


逃げたくなった気持ちをすっと手繰り寄せた。