強引な彼との社内恋愛事情*2


「俺と千花さんが付き合ってるって、社内で噂されてるの知らなかったでしょ?」


「はっ?」と、驚きの声が響く。


「やっぱり、知らなかったんだ」


「知……知らない」


「あんなに噂になって、気が付かないって、千花さんもすごいよね」


「え?そんなに?」


「そんなにですよ。きっと、1月いっぱいは、その話されてました」


「え……」と、噂になっている中、自分ひとり、なにも気にすることなく、広重と接していたことを、思いかえすと恥ずかしくなってしまう。


「だから、水谷っちも、知ってて当たり前なんですよ。ちなみに、あの日は、噂の発信源わかるかな、と思って、水谷っちをご飯に誘ったんです。誰か掴めなかったんですけどね」


谷さんとか、思ったんでけど、水谷っちにすごい否定されたし、と笑った。