「難しすぎるね。それ。水谷さんなら?」 「うーん。広重くんのほうが、付き合ったら優しそうだから、広重くんですかね」 「そう。じゃあ、私は、谷くんでいいや」 「いいやって」 本音は言えない。やっぱり言うわけにはいかない。 だけど、そんな冗談で、ただ笑えた。 嬉しい夜だと思った。