強引な彼との社内恋愛事情*2

「年下派とかじゃないけど……」


ここで、年下好きなんてイメージを持たれても困る。出きるなら、年上好きのイメージのままでいてもらいたい。


「けど?」


「押しに弱いだけかもね」


「意外です。押しに弱いなんて思えないです」


「そうかな?」


「遠山さんは、いつ見てもかっこいいので。自分の意志を持って動いて、強いっていうか」


「全然、そうじゃないよ」と、パチンと割り箸を割った。


本当、そんなんじゃない。


「流されるときもあるから」


「へえええ」


「まあ。人って、自分が思っているような人じゃないことが殆どなのかもね」と、おろしハンバーグに手を伸ばした。


食事を終えてから、[時間があったら行ってもいいけど。たぶん、今日は無理かな]と、返事をした。