「あ。ごめんなさい。口閉じないでよ。無防備で可愛かったのに」 「そんなこと言うから、花火に集中できなくなるでしょ」 「あ。そっか」 ギュッと繋いだ手が苦しくなる。どちらとなく、近づいて、唇を重ねた。 周りに人がいるのだから、こんなこと普段ならしたくないのに。 夏の夜は、どこか開放的な気分にさせるみたいだ。 少しくらい、いいかなって気分にさせて、キスにちょっと夢中になれる。 特別な時間に感じた。