【301 伊東 洋】 洋の部屋の前。 私はいつもここで止まる。 それは罪悪感と、目の覚めていない洋を見る心の準備ができていないから。 私のせいで… 「飛鳥ちゃん?」 「おばさん…」 声をかけられて、振り向くと洋のお母さんがいた。 ここ数日でまた皺が増えたみたい。 「お見舞に来てくれたのね?入って入って!」 私を見るといつも明るく接してくれる。