私に朝が来るとき



「すみません、伊東 洋の面会なんですが。」


受付にいる綺麗なお姉さんにそう伝えると、微笑んで私に言う。


「洋くん最近安定してきたのよ。


先生がもう少ししたら退院できるかもって。」


「よかった…」


「じゃあ行ってらっしゃい。」


受付のお姉さんは私のことを知っているみたい。


だけど私はお姉さんが誰かわからない。


頭にあるのは洋のことだけ。