バスの振動を受けながら、私の目はだんだんと閉じていく。 もう少しでつくというのに、突然襲ってくる睡魔には勝てない。 「次はー玉村病院前ー玉村病院前ー」 と思ったけど、アナウンスを聞いたらすぐに目が覚めた。 運転手さんにお金を払ってバスから降りる。 急な坂を上りながら私の心臓は嫌な音をたてていた。 毎回の事ながら、病院に来るのはすごく緊張する。 私は病院の自動ドアの前に立ち大きく息を吸った。 自動ドアが開くと、アルコールの臭いが私の鼻をかすめた。