恋の旅路


「それじゃあ今日はありがとうございました」

晴恵は軽くお辞儀

「それでは気を付けて…」

駅から離れようとする晴恵に奏汰が

「ちょっと待って下さい」

急に晴恵の手首を掴んだ

ちなみにこれで本日2度目

2度目だがさすがの晴恵も動揺を隠せない

「ちょっとじっとしてて」

奏汰は晴恵の肩に手を回して急接近してきた

そして晴恵の髪を束ねていたヘアゴムをほどきヘアゴムを渡した

「うん、こっちの方が似合ってる。
じゃあ改めてありがとうございました。
同窓会、楽しんで下さいね」

そして奏汰は改札の方へ歩いていった