『邂逅』


傷つけられても
血を流しても
美しい君は美しいまま

今日も誰かのものさしになって
無為な日々を生きている

思い出してよ

出逢った意味も
醜い過去も

それら全てが君だってこと

汚れてくだけの僕は
道連れを探して
その先に火を点けた

堰を切って溢れ出す
泥にまみれた真情が
受け止められずに霧散する

君がただ朝を待つように
僕はただ夜を待つから

だからせめて思い出してよ