先輩の気持ちが少しでも理解が出来たのに。
すぐに、うまく話せない自分がもどかしい。
一体今の私たちは、付き合っていると言えるのだろうか。
同じ部署で当たり前のように顔を合わせる私たちは、今まで目を合わせない日は無かった。
「楓、今日はパーッと飲みにでも行く?」
「あー…そう、だね。久々に行こうかな…」
「お、じゃあ…適当に何人か誘おうかなぁ…」
「えっ」
2人でじゃなかったのと質問しようとした時にはもう遅かった。
「藤崎~!」
すぐ近くにいた藤崎を呼び止める緩奈。
ちょっ…おいおい緩奈さん…
お酒の席に奴を呼んだらダメな気が…!
ちょっと前に犯した失敗を思い出す。
「何だよ…」
「今日の夜暇?」
「夜?…別に暇だけど…。」
こういうときに限って予定がないんだこいつは…
絶対お酒飲まない。
そうしよう。
「じゃ、仕事終わったら駅集合ね。」
「は、は~い…」
まぁ…今日は楽しむための飲み会…だよね。
私がお酒のまなきゃいいわけだし…
大丈夫…大丈夫…
