課長と私


駅についてしばらく待っていたが、彼の姿がなかなか見えず、近くのカフェで時間をつぶす。
今日の服は先輩好みだろうか、髪は、メイクは…
そんなことばっかり何度も何度も確認する。

ここ最近、連絡もままならなかった彼は一体私に何の用があるのだろう。


~♪


「あ、もしもし!」

「ついたけど…どこにいる?」

「カフェにいます…今出ますね!」

「…ん。」


携帯片手にカフェを出た。
遠くに待ち焦がれていた彼の姿が見える。


「先輩っ」

「…久々だね楓ちゃん。」

「あ、はい…お久しぶりです…あ、あの…何かありました?」


さっそく問いただす私はなんともかわいげがない。
そんなことも気にせず、先輩は表情を変えないで私を自分の車に乗るように催促する。


先輩、こんな車乗ってたんだ。


「お…邪魔します。」

「俺の家行くけどいい?」

「へ!?」


何かいろいろとすっ飛ばしてないか…?
体中の穴から汗が噴き出していく。

もしかして、いきなり…そういう?
し、下着何つけてたっけ…


「やっぱ用事ある?」

「え、いや用事はないんですけど…えっと…」

「じゃあ行くね。」

「あ…はい。」


半ば強引に先輩宅へ向かっていく。
車中の会話はほとんどなくて、私の緊張がピークに達する時に彼の家へついた。