ちょちょちょ…!!!!
驚いて声がうまく出ない。
あっという間にフカフカのベッドに到着だ。
「たくさんつけてあげるね。」
「あ…待って」
「待たない。」
自分のシャツのボタンを少しあけて薄い唇を私の唇に押し付ける。
わざとリップ音を出して、夢中になっている私をよそに、服を脱がしていく。
深くなっていくキスが気持ちよくて抵抗するのも忘れていった。
ピピピピピピ……
明りの漏れるリビングの方から高い音が響いてくる。
今までの甘い雰囲気をぶち壊して、私も「あ!」と声をあげた。
先輩はため息をついて少し悔しそうに私の上からどいていく。
「ガス止め忘れてて……すいませんっ!」
急いでベッドから起き上がり、キッチンへ急ぐ。
最近のキッチン用品は優秀だ。火の消し忘れを教えてくれる。
いやぁ…助かったあ…!!
危なかったあ…!
もう8割方脱がされてはいる服を静かに直して火を消す。
心臓はまだバクバク音をたてている。
すっかりやる気を無くしてしまった先輩が寝室から出てくる。
頭をくしゃくしゃっとさせて諦めたように椅子に座った。
火の通り過ぎとも言える具達を崩さないように皿に盛りつけて、いろんな意味でお腹を空かしている彼のもとへと持っていく。
