緩奈が言った、課長のヤキモチ発言が永遠と頭の中をループしている私は
やっぱりプライベートと仕事をうまく分けられないダメな人間なのだろうか…
だって嬉しいんだもん。
「楓、プレゼンうまく行きそうで良かったね。」
「うん、なんとかなりそう。…緩奈も協力してくれてありがとうね。」
「楓のためなら頑張るよ。当日までに支度してほしいことあったら言ってね。」
「ありがとう緩奈…すっごい助かる。」
本当に緩奈は頼りになる…
緩奈だけじゃなくて、私の班のみんなは頼んだことを快く引き受けてくれたりと私のことを助けてくれる優秀な人たちばかり。
そんな皆を引っ張っているのが自分だなんて信じられないくらいだ。
藤崎の班も仕事に関しては申し分がない人たちが揃ってはいるが
プライベートでも付き合おうと思わせる人がなかなかいないため、私は自分の班が恵まれていると考えている。
そんなことを考えているうちにポケットに入れていた携帯が小さく震えた。
そっと画面を見てみると“今日は和食?”の文字。
先輩の家に帰るのが前提だ。少し笑ってしまった。
すかさず“スーパー寄っても良いなら作りますよ”と打っておく。
そして私は、帰ったらヤキモチのこと聞いてみようと思うのだった。
