へぇ~…
先輩がぁ…
へぇ~…うふふ…
次に彼に会うのが少しだけ楽しみになった。
翌日。
いつも通りに出勤してきたのは良いのだが、昨日緩奈に言われたことで頭がいっぱいだ。
「おはよう。」
「おはようございます。」
課長もいつも通りの時間に出勤だ。
チラッと横目で見てみる。
「ぁ…」
また目があった。
絶対わざとやってる。
「須藤、藤崎。」
「「はい。」」
2人揃って課長の部屋に入っていく。
昨日、あんなことがあったとしてもプレゼン発表の日程は日に日に迫ってきている。
家に帰っても完全にリラックスは出来ない。頭の隅にはいつもプレゼンの事がある。
藤崎とぶつかり合ったことの方が多かったが、なんとか上の人に見てもらえるまでに形になった。
「…頑張ったな。お疲れ様。2人も頑張ったけどお前らの班のやつらも尽くしてくれたから出来た。ちゃんと労わってやれ。」
「はい、ありがとうございます。」
課長から、その言葉がもらえるだけですごく嬉しい。
「とりあえず、このまま行こう。あとは分かりやすいように書類にまとめておけよ。」
「はい。」
仕事の時の先輩は本当に別人みたいだ。
いつもは名前にちゃん付けなのに、会社となると苗字だ。当たり前だけど。
ぼけーっとしてないし、甘えても来ない。これも当たり前か。
でも、プライベートと仕事をごちゃ混ぜにしないところが先輩の魅力でもある。
私はそんなところにも惹かれている。
