「なんかなぁって何よ。」
「あ、違うよ?マイナスの方じゃなくて、いいな~って純粋に思うの。」
「そ、そう?」
やばい、嬉しさが全面的に出過ぎだ私。
隣にいる先輩がくすっと笑って給湯室を出ていく。
「ほら、いくぞ2人とも。」
「はい課長。」
「いいな~楓。」
「もーうるさい緩奈。」
「えー!いいじゃん、私は2人を見ていたいのー。」
私たちを見て緩奈に何の得があるのか分からないけど
緩奈に知ってもらえてうれしい。
こんなことならもっと早く言ってしまっても良かったかも知れない。
徐々にこうやって広まっていくのかとしみじみ感じる。
そのあとの私はというと、彼のおかげで毒素が抜けたはずなのに、ぼんやりは無くなることがなく…
いつもよりはペースダウンした仕事を続けるのだった。
