入学式が終わって 自分のクラスの教室に行くと すでに数人のグループが 出来上がっていた。 自分の席について 携帯を触っていると 誰かが近づいてきたのが分かった。 「榊陽依(さかき ひより)ちゃん?」 私の名前を読んだ声の方を見ると 私に興味津々な様子の女子が 3人いた。