戦いの中に
人はなにを 見出すのだろう
誰かが血を流すことに
人はなぜ 興奮するのだろう
自らが血を流す時
私たちはみな
恐怖に囚われた瞳をするのに
誰かが血を流す時
にわかにその瞳は
好奇の色を発する
だからこそ人は 求めるのだ
自らの抑えきれぬ欲望を
果たすために
戦いを 求めるのだ
この世に生がもたらせる限り
戦いに 終焉などない
欲望を果たしたいのなら
戦え
闇など恐れず
自身の血を恐れず
戦え
それは醜いものではない
我々の 本能なのだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…