「この顔見るのは“俺”限定」

おかげで、みんな席についてるし。



他のクラスの女子もいない。



だから、きっと……。



汐見廉には、あたしのこの髪型がバレている?



チラッと隣の席の様子をうかがう。



すると……。



「いーんじゃね?
桐山、ナイスッ!」



グッと親指をつきだして、汐見廉にウインクされた。



「朝から俺を笑わせてくれるなんて。
おまえ、けっこういいヤツじゃん」