「この顔見るのは“俺”限定」

「だって、ありさ。
アンタ、見た目が、超美人系なんだもん」



繭は、あたしの手を振り払い、面相くさそうに目を細めた。



「キレイだよ。
ものすごくキレイだけど、残念ながら、可愛い系じゃ全然ない。
それに、背も高いでしょ?
いくつだっけ?」



「165……」



「ほらね。
背ぇ高いから、守ってあげたいっていうより、守られたいだし」



「…………」



「黙ってれば、美人すぎて、高嶺の花だし。
かといってしゃべると、がさつだし」



「…………」