そんなあたしの肩を、通り過ぎざま、汐見廉はポンッと軽く叩いた。



「〝可愛いおまえ”、楽しみにしてる」



って、クスクス笑いながら……。



「…………」



……って、なに、コレ。



なんでこんなことになっちゃったの――っ!?



こんな“告白”……。



ありえないでしょ!!



「OH―――NO―――!!!」



と、叫んで、頭を抱えうずくまったあたしの話は……。



数時間前にさかのぼる。