「この顔見るのは“俺”限定」

でも、そんな繭に負けることなく……。



「マジです。
マジです。
お願いします」



あたしは、ぺこぺこ、頭を下げ続けた。



2~3分後。



「はぁ……。
わかった」



繭は、諦めたようにうなずいた。



「ありがとう繭っ!!」



と、飛びつくあたしを軽く払い、繭は眉をしかめながら腕を組んだ。



「“わかった”とは言ったものの……。
あたしだって、アイツのタイプの女でもわからない限り、対策の立てようがないんだよなぁ……」