「この顔見るのは“俺”限定」

「……う、ん」



「そんな一生懸命なありさが可愛い」



汐見廉の言葉がふわふわする。



「大丈夫?
顔、真っ赤だけど」



「……って。
こんなに暗くてわかるわけ……」



「わかるよ。
こんな暗がりでもわかるほど、赤いの。
ありさのほっぺは」



汐見廉は、そっとあたしの頬に触れた。



「ほら、熱い」



……って。