「この顔見るのは“俺”限定」

汐見廉に守ってもらえるように。



助けてって言えるように。



可愛い女の子になりたいって……そう思ったんだ。



「そんなに、俺、頼りない?」



汐見廉は、言葉を尖らせた。



「ち、ちがっ……。
そうじゃなくて……」



必死に言い訳しようとするあたしの口に、汐見廉は指をあてた。



“言いたいことは、わかってる”



そんな顔で、ゆっくりうなずく。