「……え?」



「今日のことは……。
俺がおまえに告白するために、みんなが仕組んでくれたこと」



「えぇっ!?」



みんなが!?



って、それ、本当!?



「だから……。
みんなのことは気にせず、おまえは、俺のことだけ見てればいーの」



汐見廉は、キュッとあたしの手を握り締めた。



「これから、全部。
俺の気持ちを教えてやるから」