「この顔見るのは“俺”限定」

よし、この調子!



手で足を持って、右、左……と、リズムよく踏み出せば、大丈夫!



行ける!



ゴールは見えたっ!!



そう思った瞬間……。



「にゃー……」



とひと声泣いて、ネコが目の前を横切った。



「う、わぁ――っ!!」



ネコの声にも姿にも驚いて、体の力が瞬時に抜けた。



へなへなへな……。



ゆっくり、その場に崩れ落ちる。