だって、あんなタンカをきっちゃったんだもん。



あーもー。



どうしよう!



かくなるうえは……。



「がんばれ、がんばれ!
ありさならできる!
まわりきれる!
ほら、あと少し!!」



と、自分で自分を励ますのみ!



はたから見たらアホな子に見えるかもしれないけど、そんなことを言ってはいられない。



次のペアだって、待ってるだろうし。



そう考えて、右手で右足を持って、一歩足を踏み出した。