「え――――――っ!?
汐見廉に告白したい――――っ!?」



天気がよくて気持ちのいい放課後。



学校の屋上に、親友“繭”の言葉がこだまする。



「うそでしょ!?
誰がっ!?
まさか、ありさがっ!?」



「ちょっ……。
繭っ……。
しーしーしー。
声が大きい!!」



「……って。
こんなの、びっくりするに決まってる!
〝あの”汐見廉に告白って……。
も……がっ……◎▼:□∴●@っ……」



「バカ繭っ。
誰かに聞かれたら、どーすんのっ!!」



って叫びながら、急いで繭の口を両手でふさぐ。