「この顔見るのは“俺”限定」

しかも、今。



汐見廉の好きなタイプの女の子は、“可愛い子”だって、聞いたばかり。



それなのに、あたしって、ほんとバカ。



どうして、可愛い態度をとれないんだろう。



どうして、いつも、素直になれないんだろう。



今朝の電車の中だって……。



さっきの事件を思い出し、可愛くない自分に、泣きそうになった。



そのとき……。



「キャーッ!!
汐見くんの好きなタイプ……。
〝可愛い子”だって!!」