「えっ?
繭っ!?」



それは、さすがに、女子たちの反感をかうんじゃあ?



繭の行動を止めようと、手をのばした。


その手を逆に引っ張る繭。



「ほーら。
ありさもっ」



ぐいっと信じられない力で引っ張られて……。



「キ……キャーッ!!」



と叫びながら、一番前に転げ出た。



その様子を、めざとく見つけるバスケ部員。