「この顔見るのは“俺”限定」

黒繭様、なに言ってんの!?



「ふーん、じゃあ。
今日は、いつも以上の可愛さを要求しちゃおうかな~」



あごにひとさし指をあてて、舌舐めずりでもするかのような顔をあたしに向ける。



「え、ち……。
ちょっと……。
繭……。
いつも以上の可愛さって……?」



なにやらせる気――っ!?



そういえば、今日。



まだ繭の作戦を聞いていないし。



指令だって受けていない。