「この顔見るのは“俺”限定」

屋上のドアの前。



あたしを待っていてくれた繭が、なぜか、微妙に黒繭様になっていた。



おや?



あたし……。



変なことを言ったかな?



うーんとうなりながら首をかしげる。



そんなあたしに、黒繭様は言い放つ。



「……ってことは。
ありさ、今日、汐見廉をオトしてくれんの?」



「は、は、は……。
はいっ!?」