「今日は、ちょっと趣向を変えて~。 バスケ部の見学にでも行ってみる?」 放課後、繭が言い出した。 場所は、もちろん、いつもの屋上。 「えー? なんで、バスケ部? それも、見学!?」 驚くあたしにをニヤリと笑い、ふふん……と生意気そうな顔をする。 ……繭が、なにげに汐見廉に似てきてる。 っていうか、黒繭登場!? 「今度は、なにをたくらんでるの!?」 バババ……ッと急いで繭を見た。