「この顔見るのは“俺”限定」

目をきょときょと動かして、あまりの暑さに、手で顔に風を送った。



その瞬間……。



「ほんと、おまえ。
俺のことが好きだよな……」



少しかすれた低い声が落ちてきた。



「は?
はぁっ!?
そ、そんなことっ……」



急いで反論するあたしの口を、汐見廉は指ではさんだ。



「だって、ほら。
ずっとしてる。
“俺”限定の顔」



「……っ!?」