「この顔見るのは“俺”限定」

気分的には、165センチのあたしが、150センチの繭よりも縮んだ気がした。



「ごめんね、繭。
今度は、ちゃんとうまくやるからぁ……。
次の作戦考えてよぉ……」



その頃には、ようやく繭も機嫌を直してくれた。



……といっても、黒繭どまり。



「……本当でしょうね?」



キランと鋭く瞳を光らせた。



「今度という今度は、絶対許さないから」



「……っ」



「それでもいいなら、耳貸して」



そう言って、黒繭があたしの耳にねじ込んだのは……。