「この顔見るのは“俺”限定」

それに……。



「でも、あたし。
やっぱ……。
なにごとも全力でやりたいっていうか……。
さ?」



繭の気持ちをほぐすため、ニコッと笑ったのがいけなかった。



「全力すぎる女なんて……。
全然可愛くないっつーの!!!」



火に油を注ぐ結果となり、さらに繭を怒らせてしまった。



あー……。



これ以上いくと、黒繭が、スーパー黒繭、真っ黒黒繭になってしまう。



「すみません。
すみません……」



ひたすら謝り続ける。