私の名前は白鐘リン。白鐘財閥の娘。

「起きてください。リン様」

「はいはい」

そしてこいつが私の執事の佐々木湊。完璧執事だ。

執事のランク?がS。世界の数えるほどしかいないんだって。

起きたら制服と朝ごはんとかもう用意してある。いったい何時から起きているのか。

今6時だし。まぁこれから学校に行ったらちゃんとするよ。

だってあの息苦しいところから逃れられる場所がここだけだからここぐらいは思いっきり羽を伸ばしたいからね。

「お口に合いませんでしたか?」

「いやおいしいよ」

「それはよかったです」

私が通っているのは聖ヤヨイ学校。全国で有名なお嬢様お坊ちゃま学校。

お嬢様とお坊ちゃまには一人ずつ執事とメイドがつくことになっている。