〔完〕大切にしてくれたっていいじゃないか。~続編あり~




はいはい。。。としぶしぶといった様子で立ち上がった拓斗は



教室前方に向かって歩き出した。







なにをするつもりなんだろう。



教卓の前に着いた拓斗は、



「みんな、ちょっと聞いてください。」



と、教室に響き渡る大きな声で言った。



教室にいるみんなが一斉に拓斗のほうを見る。



拓斗は、大きく息を吸うと笑顔でこう言った。