そして、彩夏は……







『……よしよし』








そう言いながら、赤ちゃんを抱く








 
…でも、泣き止む気配がない









お腹すいているのかな……?








『彩夏、赤ちゃんお腹すいているんじゃない…?
ミルクあげてみたら』








『…うん
でも、春樹見ないでね
母乳あげるから』









彩夏が恥ずかしがっていて可愛いから少しからかいたくなってきた








 
『もしかして、恥ずかしいの…?』









『ち、違うから……』










慌ててそう言う彩夏……可愛いすぎ











そう思いながら彩夏の頭をポンと撫でる











『……もう、そろそろあっち向いてよ』










『……そんなに嫌か…?』








わざと悲しそうな顔をして言うと









『わかったよ
大好きな春樹なら嫌じゃないから』









そう言って、赤ちゃんにミルクをあげ始める










一生懸命ミルクを飲んでいる赤ちゃん……本当に可愛い









そして、ミルクを飲み終わると赤ちゃんはスヤスヤと寝てしまう