『……あ…りが…とう 』 そう言うと春樹は微笑んで、髪をクシャッと撫でる 『……彩夏、しばらくここで寝な 疲れただろう』 横になろうとすると、春樹は腕を私の頭の下に入れてくる 腕枕…嬉しいけど、春樹に悪いなぁ 『……春樹、腕疲れない…?』 『疲れないよ 俺は大丈夫だからゆっくり寝な』 そう言って、空いている方の手で、目隠しをしてくれる春樹…… 春樹の腕に包み込まれて幸せの中、だんだんうとうとしてくる 『……おやすみ、彩夏』 『……おや…すみ』 しばらくすると眠りについた