物音で目が覚めた。 『……ん…? 』 昨日までの体の重さはなくなっている。 『彩夏…起きた………? 具合は大丈夫……?』 そう言って、額に手を置く春樹。 『大丈夫みたいだね。 よかった。 今日、仕事どうする……? 無理はしない方がいいけど…………』 『………行くよ 』 『じゃあ、そろそろ仕度しようか。 でも、その前に…………………彩夏、おいで』 優しく微笑んで、手招きする春樹のところへ行く…。