『……彩夏、辛かったな。もう、平気か………?』 春樹は顔をのぞきこんでくて額に手を当てる。 全部出して吐き気は治まったけど、口の中が酸っぱくて気持ち悪い。 『………大丈夫 口ゆすいできてもいい?』 『いいよ……』 フラッ 立ち上がったけど、足に力が入らなくて春樹の胸に倒れこんだ。